ブラインドサッカーとは?
日本語では「視覚障害者5人制サッカー」といい、フットサルのルールを一部修正して行われる。
先の東京パラリンピックでも開催され、金メダルはブラジル、日本は5位だった。
そんなブラインドサッカーを体験しようと、市内3団の4~6年生を対象に実施してみた。
講師は元浦和レッズで、現在は埼玉大学サッカー部監督である菊原先生。先生を目指している学生の先生である。
目隠しをすると、ボールを蹴るどころか、どの方向を向いているのかすらままならない。
こういう状況でサッカーをすることは初めての体験だろうし、なかなかないので、良い経験になるのでは???
先生の説明を良く聞いてレッスン開始。
2人組になり、プレーヤーとサポートと役割分担。
プレーヤーが上手くできるためには、サポートの指示が不可欠。
いかに的確で迅速な指示ができるか、これがなかなか難しい。。。
普段なら問題なく蹴れるボールも、目隠しするとボールの位置を確認するところから始めないと。
助走をとると、さらにボールの位置がずれるので悪戦苦闘。
軸足をしっかりとキメて、さあどうだろう?
鋭いキックができる選手も目隠しするとうまくヒットしない。
それどころか、意としない方向へボールが飛んでいってしまう。
まあ仕方ないか、そりゃそうでしょう。
サポートが慎重に指示。
プレーヤーはしっかりと耳を傾け、ボールの位置をイメージ。
となりで見ている選手は声を出さないようにね。
おっ、真っ直ぐ蹴れたのでは?
回数を重ねるにつれてコツを掴んできたのかな?
何事もチャレンジあるのみ!
キャプテンは筋がいい!
目隠ししていても、しっかりとボールの中心を捉えてキックできている。
このあたりも百戦錬磨の為せる業か。
それともサポートがいいのかな?
上手くできた選手には周囲から拍手喝采!
こういうときは、みんな素直に拍手が出ているね。
それだけ非日常のことをやっているということかな?
こちらも拍手の嵐!
何がどうなったんだろう?
よくわからないけど、すごく良いパフォーマンスだったんだろうね。
こちらは親子仲良く体験中。
しっかりとお父さんに指示できているかな?
楽しそう、幸せそうで、良い感じ!
今度はドリブル。
ボールがどこにあるか確認するとともに、真っ直ぐ進まなければ。
ボールは動くと音が鳴る特殊なもの。
しかし、やってみるとなかなか思うようにいかない。。。
大笑いが出ているということは???
思いも寄らないプレーが出た様子。
珍プレーも続出するよね。
コーチも挑戦。
準備はバッチリ?
さあ、行ってみよう。ん?ボールはどこ?
サポートがいっぱい。
コーチに的確な指示を出してあげてね。
みんなから同じ指示をしてあげないと混乱してしまうよ。
ブラインドサッカーをやってみて、こんなにも難しいとは思わなかった。
普通のサッカーから見たら、初心者以下の動きしかできず、試合なんてとんでもない。
まずはボールに触ることから始めないと話にならない。
でも、こういう体験は貴重なものであり、何よりも楽しくできたことが収穫だったのでは?
暖かい太陽の下で、柔らかい芝の上で、いつもとは異なるサッカーを体験して良い日になりました。
今後、ブラインドサッカーを見る機会があったら、今までとは見る目が変わっているだろうね。
菊原先生、ありがとうございました。初めての経験で貴重なものになりました。コーチを含め、全員が同じ感想を持てたと思います。改めて感謝申し上げます。