礼羽サッカースポーツ少年団

埼玉県東部北地区加須市の少年少女サッカーチーム

行田市本部長杯(U-12)

少年団活動もいよいよ残り僅か。

本格的なカップ戦もこの大会が最後の大会に。

先週までの試合は、勝っても負けても内容が伴わず、気持ちも入っていないものばかり。そんなことでは楽しいはずのサッカーが楽しめるわけない。

そんな悪循環を打破するために、朝一のミーティングでチーム全体に喝!

4種リーグで県大会出場を決めた試合のように、気持ちを高めて、魂を込めて、みんなで声を出して、そういうチームの雰囲気を再現させるため、ひとりひとりに奮起を促して鼓舞。

少しはカンフル剤になったかな?

よ~~~し!頑張っちゃおう!

最後はみんなで声出して、みんなで頑張って、みんなで楽しんじゃおう!

 

 

埼玉県内から36チームが集い、2日間にわたる大きな大会。

これまで対戦したことのないチームとの対戦にワクワクドキドキ。

ゲンの良い会場で幸運を味方にして上位進出を目指せ!

 

 

初戦は西部地区のチーム。

強豪チームと切磋琢磨しているらしく、人数は少数だけど決して侮れない。

先発に女子選手2名を連ねているが、この女子選手が身体を張ってキープできるとても良い選手。

 

 

強風の中、ボールコントロールが難しい。

一進一退の攻防が続くが、惜しい場面は礼羽の方が多い。

ここまでは気合いの入った試合が展開できている。

こういうときは必ず気持ちの強い方にボールが転がってくる。

 

 

ガチンコ勝負に負けない強さ。

ここのところ、ガッツリ勝負が普通にできるようになったテクニシャンはとても頼もしい。

この試合の先制点は、この選手の右足から綺麗な弧を描いたボールがゴールに吸い込まれていったビューティフルゴール。

豪快にネットを揺らすのではなく、この選手らしい美しい得点!

この得点で元気づいたのか、完勝!

 

 

続いては南部地区のチーム。

全日本選手権埼玉県大会では4回戦までコマを進めた強豪。

ディフェンシブな試合になり、得点が遠く惜敗。

しかし、強豪相手に物怖じしないで果敢に挑むことができた。

結果は出なかったが、今までの負けた試合とは雲泥の差の良い内容。

この悔しいという感触を忘れず、もっと良い内容を目指しながら同時に楽しみながら試合に臨もう。

 

 

父:「おい、調子はどうなんだよ?」

子:「うん、まあね。」

父:「まあねじゃわかんねえだろ?まあねっていうくらいだから悪くはないんだろう?」

子:「うん、まあね。」

父:「見ていて、今までより全然良い。今日はお前がキャプテンとしてチームをまとめていかなくちゃならないんだぞ、わかってんのか?」

子:「うん、まあね。」

 

 

こちらの副キャプテンは一気に駆け上がってゴール!

いつもは左サイドバックで攻撃の芽を摘むのが仕事だが、前のスペースが空いたら迷うことなくGO!

この攻撃はクラブの練習で習得したものらしく、本人の努力と練習の理解度の賜物。

 

 

そして、得点を祝福するのはいつもの左ウイング。

左ウイング?最近はトップ下でも活躍の場を広げており、実力が赤丸急上昇!

この選手が大きな声をあげている時の雰囲気は最高潮に良い。

さすがムードメーカー、もっともっと盛り上げちゃおう!

 

 

快足ドリブラーにも、いつものキレが戻ってきた。

柔らかいボールコントロール、鋭い切り返し、振りの速いシュート、持ち味を遺憾なく発揮できている。

この選手は見ていて本当に楽しい。本人も楽しそう。

これまでの不振が嘘のように縦横無尽に駆け回っている。

これだよ!あなたの特徴は!

 

 

右ウイングはいつも全力100%。

この日も相変わらずの鋭い縦への突破を披露。

この選手は好不調の波が少なく、いつも期待に応えてくれる。

それだけ信頼度が高く、チームにとって不可欠な存在ということ。

 

 

中央でも全然できる!という言葉が出てきそうに一気に前線へ。

しかし、本当に良くなっているね。

成長度という点で言えば、一番かも。

攻撃だけでなく、守備への意識もできており、一層頼もしい存在に。

 

 

父から子へ直々にアドバイス

みんなのパフォーマンスが良いので、それに続けという感じで出場機会を窺う。

助言内容は理解できたかな?

父からの心の叫びは「戦え!」

 

 

ここも親子レッスン。

経験者の父からのアドバイスとは?

ここはいつもよりもしっかりと耳を傾けているようだね。

アドバイスをピッチ内で表現できるかな?

 

 

お~~~っっっと担架に乗せられているのは急病人か?

ん?笑っている。周りのみんなも笑っている。

何が起きた?まあ、楽しんでいるのは良いことか。。。

 

 

コーチ:「おい、デザートにとっておいたプリン知らない?」

団員:「知りませんよ~。」

コーチ:「口の周りにカラメルが付いているんじゃないの?」

団員:「あっ、これはちょっと・・・」

コーチ:「やっぱり食べたのか?食べ物の恨みは怖いんだぞ!」

団員:「まあいいじゃないですか。それより次の試合のことを考えましょうよ。」

 

 

気持ちが入ればナイスプレーを連発する第2の守護神。

焦らず落ち着いてプレーできれば、ゴールネットを揺らずことは許さない。

みんな良い雰囲気の中、その流れに乗ってしまおうじゃないの。

 

 

父のアドバイスが効いたのか、完成を目指す大器がスピードに乗ってドリブル。

この速さにディフェンスは着いていくことができない。

スピードは衰えることなく、グングン加速して、左足から放たれたボールは勢いよくゴールネットを揺らすことに成功。

礼羽の大きな武器に成長した大器は、ここのところ得点を量産。

得点パターンが増えて、チームとしての底上げにも寄与。

 

 

こちらも父のアドバイスを受けてドリブル。

マイボールにしてのドリブルは相手から遠い方の足元で。

ここで相手の身体を入れられないように、身体を張っていかなくては。

もしボールロストしても、すぐに奪い返すことをしなくては。

どういう泥臭いプレーを普通にできるようになれば、プレーに幅が出てくるよ。

 

 

【試合結果】

礼羽 2-0 旭

礼羽 0-1 上尾双葉台

礼羽 4-0 行田泉

 

 

明日は3位リーグへ進出。

前述したとおり、叱咤激励が効いたのか、久しぶりに良い内容だった。

キャプテンは不在だったが、みんなでその穴を埋めようと、みんなで本当に頑張った。

そして気持ちも入って、声も自然に出て、連戦連勝だった頃のチームに戻ったようだった。

みんな、やればできるじゃないの!

こういう試合ができていれば、勝っても負けても楽しいし、もっと上手くなりたいと思うだろうし、保護者の方々も見ていて楽しいと思う。

それだけポテンシャルは高いのだから、明日もこの調子でみんなで頑張ろう。

強風の中、本当に頑張りました。

明日はどんな風が吹くことやら。

 

 

 

 

 

そして2日目。

今日は頼もしいキャプテンが帰ってきた。

昨日の良い雰囲気、良い内容を踏襲して、そこに司令塔復帰を足して、更なる相乗効果を狙ってもっともっと楽しんじゃおう!

みんなはまだまだできる!

 

 

満を持して登場した司令塔。

昨日の流れにキャプテン自らも乗っかって、より良いケミストリーを起こしてみよう。

やっぱりキャプテンが入るとボール保持率が急上昇。

礼羽にとっては唯一無二で替えの効かない大黒柱。

 

 

早速ゴール前で得点チャンスを狙う。

ゴールマウスを捉える能力も高く、その正確性も高い。

右足、左足、頭、その他諸々、どんな箇所でも常に素早い反応から打てるシュートは天性の才能。

 

 

キャプテンの奮闘に副キャプテンも負けじと奮起。

ボールキープ率はすこぶる高い。

しっかりと相手を抑えて自由にさせないのも自然にできている。

これまで多くの得点を積み上げてきたホットラインはまだまだ健在。

 

 

もう一人の副キャプテンも後列から前線を窺う。

キャプテンも引き気味に下がり、的確な指示。

強風の中ではあるが、逆サイドのスペースへフワッとしたボールを供給できるか?

 

 

自身の仕事場を左サイドから中央へ移動したムードメーカーは今日もキレキレ。

快足ドリブラーのような鋭い切り返しや、右ウイングのような魂のこもったシュートを披露し、チームの中心的な役割を担う。

大きな声も出ており、その活躍はうなぎのぼり。

 

 

笑顔の守護神。今日も当たっている?

余裕があるのは良いこと。

良い意味で脱力して、ナイスプレーが可能に。

今日は何やら主役になる予感が???

 

 

大型フォワードはフィジカルも魅力十分。

対人プレーには自信を付けたようで、1対1の競り合いはかなりの確率でボールゲットができるように。

いいじゃないの!頼もしくなったね!

 

 

右ウイングはいつもの場所で躍動。

膝下が勢いよく上がっており、この振り上げが強烈なシュートを打てる要因。

この位置からなら十分にゴールマウスを捉えることができるが。。。

 

 

昨日からいつものキレが戻った快足ドリブラー

ここもアウトサイドで柔らかくトラップしてから得意のドリブルへ移行。

完全に勢いを取り戻したため、他の追随を許さないアジリティを大いに発揮している。

いい!スゴくいい!

個々がそれぞれの能力を最大限に活用できている礼羽は負けるはずがない!

 

 

3人に囲まれてもボールを奪われないのがキャプテンの真骨頂。

右、左、前、それぞれに相手選手がいたら、行く場所がない?

その時は一旦後ろに下がることも。

重々承知しているキャプテンは焦らずに相手をあざ笑うように翻弄してターン。

 

 

中央だけではなく、時には左サイドにも顔を出す副キャプテン。

その時には快足ドリブラーとのポジションチェンジをするが、阿吽の呼吸で自然に移行。

それだけお互いのことを理解して信頼しているという証拠。

ここも完成度が高いことを如実に示している。

 

 

この日は昨日以上の強風が吹き荒れて・・・

相手選手は風を嫌がり視線を落とす場面も。

その中でもみんな下を向くことなく、前を見据えている。

叱咤激励に刺激を受け、4種リーグで県大会に出場した時のように全員で気持ちを高めて、大きな声を上げて、身体を張って一丸となっている。

つい最近の停滞気味の試合内容が嘘のように全員が躍動している。

嬉しいなあ、楽しいなあ、頼もしいなあ・・・

こういう気持ちの良い時間がいつまでも続けばいいのになあ。。。

 

 

気持ちが入っている副キャプテンからボールを奪取することは絶対にできない。

後ろにキャプテンがフォロー気味に控えているが、心配無用と言わんばかりにフィジカル勝負。

ここからフリーの両翼にボールが供給できれば絶好の得点チャンスを演出。

キラーパスを連発して、相手ディフェンス陣をかき回してしまえ!

 

 

ディフェンスの2枚はいつも声を掛け合い、情報共有して、戦術を確認。

そろぞれが斜めのフワッとしたボールを供給できればグッド!

そういうボールは11人制になってからも必要不可欠なものなので、今のうちからチャンスがあれば積極的にトライしてみよう。

練習ではなく、試合中にできるようになることがとても重要。

 

 

ゴ~~~ル!

魂の入ったゴールを決めた右ウイングを真っ先に祝福するのは、もちろんムードメーカーのこの選手。

そこに快足ドリブラーも加わって。

保護者の方々も大いに盛り上がって礼羽劇場は今日も大盛況!

 

 

長い空き時間はリラックスとコミュニケーション。

何をやっているのかわからないけど、2人とも口角が上がって楽しそう。

次の試合の準備はできているかな?

 

 

みんな揃って何食べているの?

お母さんたちからの差し入れかな?

みんな頑張ったから保護者の方々もいっぱい楽しめたし、当然のご褒美かも。

 

 

弟くんたちにも指導。

大活躍の兄たちに追いつけ、追い越せ!

それぞれが持っているポテンシャルは兄以上?

 

 

僕たちだってお兄ちゃんに負けてないよ!

こちらの弟くんたちも大活躍の兄に刺激されたのか、小躍り?

この年齢にして、積極的に走り回るのは将来が楽しみ。

 

 

3位リーグ決勝戦は加須ダービー。

ここまでの加須の戦いぶりは、縦への勢いがゴリゴリで、対戦チームはその勢いに怯んでいたように見える。

そんな強敵を相手に、真っ向勝負というよりは、横を効果的に使った礼羽スタイルを貫いていきたい。

縦の加須に対して横の礼羽、こんな構図が相応しい、まさに加須市頂上決戦!

 

 

試合開始直後はボール保持される時間が多かったが、焦らず徐々に礼羽ペースに。

加須の縦への推進力の勢いを衰退させて、一気呵成に攻撃へ転換。

一進一退の攻防が続くが、内容では礼羽が上回っているように見える。

こういう試合は先制点が極めて重要になるが、それはどちらのチームに?

 

 

ゴ~~~ル!

先制点は右ウイングからのセンタリングを中央で待っていたこの選手が最後まで諦めずに詰めて押し込んで奪い取ったもの。

自らのゴールに満面の笑みで足取り軽く颯爽と。

相手選手は顔を上げて悔しそう。

でも加須ダービーはこのまま終わらない。

いつも熱戦、混戦、激戦になるので気が抜けない時間はまだまだ続く。

 

 

やはり得点を奪いに来る加須は強力。

守護神を中心にみんなで守って逃げ切りを図りたい。

最後列からの守護神の声も大きくなって、セーフティファーストをみんなに求めている。

パントキックの時は早めのラインアップが不可欠。

 

 

まだまだ加須の攻勢は続く。

ディフェンス陣は忙しい時間が多くなるが、キャプテンも引き気味に戻ってのプレーで得点を許さない。

トーナメント決勝に相応しい内容。

普段から知り合い同士ではあるが、フレンドリーな内容では全くなく、むしろ意地と意地のぶつかり合いのような激戦。

とてもとても締まった内容の濃い試合に。

 

 

耐えていたが、失点を喫して勝負の行方はペナルティキック合戦に委ねられた。

緊張する場面ではあるが、いかに楽しんでリラックスできるかが重要。

ペナルティキックはそれぞれの個に任せることにはなるが、チームとして一丸になっている方が最終的には勝つもの。

それはどっち???

 

 

最初のキッカーは自らが立候補を名乗り出た守護神。

何やら予感がするとのことであったが、リラックスして蹴ったボールはゴールマウスを逸れてしまい、まさかの失敗。

今大会で主役になる予兆があったのでは?

いやいや、まだまだ勝負はこれから。

自らの失敗は自らで取り戻すしかない。それは?ナイスセーブしかないでしょ!

 

 

キャプテンがボールをセット。

この時点からゴールキーパーとの駆け引きは始まっている。

そういえば、キャプテンがペナルティキックを外したことはなかったような。

そしてゴールキーパー逆をついて、落ち着いてゲット。

ここまでくると流石としか言い様がない。

 

 

味方選手のゴールに全員で拍手喝采

チームとして一丸になっている。

ということは、あとは守護神のスーパーセーブを期待しよう。

予感がしている、と言っていたから、必ず止めてくれるはず。

 

 

予感的中!

2本を止めて激戦にピリオド。

その守護神のところに、いの一番で駆け寄っていったのはやっぱり・・・

3位リーグではあったが、とてもとても引き締まった決勝戦で、内容の濃いダービーマッチだった。

そして勝利の女神は昨日今日とかつての勢いを完全に取り戻した礼羽に微笑んだ。

やっぱりチームとしての結束力が高まっていた方がペナルティキック合戦は勝つものなのかも。

 

 

徐々に勝利の輪が大きくなっていって。。。

やっぱり勝つのはいいねえ。

しかも、内容も凄く良い試合が続いて、結果も出て、みんな自然に大喜び。

この大会が実質的に最後の大会になったけど、とてもとても良い大会になったね。

何度も言うようだけど、みんなはやればできるんだよ!

全員が同じ目標を目指して、一致団結すればどんな強敵にだって立ち向かえる。

やはりこのチームは素晴らしい!!!

みんな、おめでとう!!!

 

 

充実の表情で意気揚々と引き揚げ。

内容にも結果にも満足。

控え選手だって、出番はなくてもチームの一員として、みんなで頑張ったね!

 

 

今大会の優秀選手賞の2人。

フィジカルを活かしてのドリブルシュートを決めた大型フォワード。

相手ディフェンス陣は本当に嫌がっていた。それくらい勢いと圧が凄くあった。

そして、予感?がしていた守護神。

自ら蹴って外したペナルティキックはスーパーセーブを魅せるための演出だったのでは?

 

 

チーム全員で勝ち取った順位リーグ優勝!

昨日惜しくも敗戦を喫した相手は1位リーグで上位進出。

ということは、礼羽だって上位で十分やれたのでは?

いろいろ言ったら切りがないけど、十分やれる実力はある。

公式戦ユニフォームでの集合写真はカッコいいね!

 

 

 

【試合結果】

礼羽 1-0 栗橋南

礼羽 3-2 行田サウス

礼羽 1-1 加須ユナイテッド

   2PK1

 

 

これまで停滞していた内容を一気に覆すような内容の試合ができて、とてもとても満足。

そんな指摘をされなくても、それはみんながそれぞれに実感しているのではないかな?

やっぱり本気でやれば面白いし、楽しいし、何よりも結果がついてくる。

仮に結果がついてこなくても、もっと上手くなりたいという向上心が出る。

くどいようだけど、みんなはやればできる!でも、もっとできる!

これからもこのチームでもっともっと試合がしたいなあ。でも、もう・・・

 

しかし、みんなはこれからの方がサッカーする時間は長いし、そこに繋がるためにも今を大事にしていかなくちゃね。

コーチ陣が考えている練習メニューは今はもちろんだけど、将来のために繋がるようなメニューにしているんだよ。わかっているかもしれないけど、地味なようでも着実にこなすことで必ず良い技術等に転換できていく。

一方、サッカーから離れる子もいるかもしれないけど、少年団で培ったことは決して小さくないので、いろいろな分野で活かしてもらいたい。

 

いよいよ卒団までもう少しでカウントダウンも残り僅か。

最後の最後までいっぱいいっぱい楽しんじゃおうね。

少年団活動の最も大事な目的は楽しむこと!