4月から始まった4種リーグは後期最終節でまさかの連敗。
その結果、ForWarDさんと勝ち点が並んだためにプレーオフを行うことに。
4種リーグは勝ち点が同じ場合、得失点差、得点数等の結果では優劣を判断しないため、このような措置に。
ForWarDさんは、最終節で対戦して1-2の敗戦。試合内容も乏しく、かつての勢いは完全に失墜してしまった感があり、心配の種は尽きることはないが、ここまできたらそんなことは言っていられない。
夏合宿を境にして右肩下がりの兆候が続いているが、先日のAリーグの試合ではチーム状態が上方に修正できた感もあるため、なんとか勢いを取り戻してもらいたい。
以前他チームからいただいていた「4種リーグBブロックは礼羽が2位で決まりでしょ」という良い評価が完全に没してしまった中、なんとか3位に滑り込みたい。
3位になれば全日本サッカー選手権大会の埼玉県大会に出場できるため、なんとしても、勝たなければ!
さあ、最終決戦。これまで頑張ってきたことを結果に結びつけるために、1秒たりとも足を止めることなく、気持ちを張ったままで、声の限りに頑張るのみ。
勝利の女神が微笑むのは、果たしてどちらに???
昨夜まで降り続いた雨が上がり、なんとかプレーオフ開催。
ピッチコンディションは良くないが、いよいよキックオフのホイッスルが鳴り響く。
さあ、やってやるぞ!
ボール保持率の高い副キャプテン。
得意のドリブル?
ここは逆サイドのスペースを確認して、そこに入ってくる選手へナイスパス供給をイメージ。
前が空いていたら運んでもいいけど、持ちすぎは禁物。
ハイリスクなプレーよりもイージーなプレーを繋げていきたい。
今日は左サイドが非常に良く機能している。
そこにボールが集まれば、職人はタッチライン際を駆け上がる得意なプレーを披露。
ここが相手のウィークポイントか?そうだとしたら、徹底的に左サイドを狙うべき。
相手が修正してきたら、さらに裏をかくプレーで翻弄。
ハーフタイム中の豪雨により、今日は前半だけで終了。
後半は時と場所を変更して仕切り直しに。
チームとして集中できていたし、良い形も作れていたし、シュートも何本か打てていたし、公平な立場から見てもイニシアティブは掌握していた。
相手はロングボールを蹴り込む戦術に特化しており、攻め手は決して多くないし、内容的には完全に上回っている。
しかし、ピッチコンディションが最悪であり、大会本部の決定に従うしかない。
「楽しみが先に伸びた」くらいの余裕を持って、後半に備えよう。
予定されていたプレーオフ後半が雨でさらに延期になり、ようやく迎えた後半。
会場はホームの騎西グラウンド。これ以上のアドバンテージはない!
この20分のために準備してきた成果を余すところなく発揮しなくては!
あっという間に終わってしまわないよう、最初からフルスロットル状態で。
円陣を組んで、気持ちをひとつに、やるべきことはやってきた、あとは自分と仲間を信じて。
目指すはチームみんなで全日本サッカー選手権埼玉県大会出場、機は熟した!
攻め込まれても安定の守護神がボールをしっかりとキャッチ。
決定的な場面は作らせないようディフェンス陣も奮起。
パントキックは綺麗は弧を描いて両翼に収まるナイスコントロール。
今日もボール支配率は高い。あとはゴールネットを揺らすだけ。
待望の先制点は左サイドの職人から!
少し距離があると思われた地点から迷わず右足を振り抜き、ゴールキーパーの手をかすめてネットを揺らすことに成功。
短期決戦だけに、この先制点はあまりにも大きい!
これで余裕を持ってプレーが可能に。
一方、ディフェンシブにならないようにしなくては、時間はまだある。
みんなで輪になって、みんなで喜んで、みんなで一丸となって。
かつての輝きが蘇ってきたか?
嬉しすぎる得点にキャプテンも小躍り。
みんなの特徴は攻撃型であること。残り時間を守るなんてことはしないで、常に先手先手で。
古代中国の軍略家である孫子の「攻撃は最大の防御なり」を思い出さなくては!
左サイドバックのヘディングの良いところは、ヘディングした後もボールの行方を目で追っていること。
万一の時に修正できるし、非常に安定している。
相手は同点に追いつこうと、身長の高い選手を前線に上げてきて、ロングボールを放り込む作戦がさらに顕著に。
それをしっかりと跳ね返して、得点チャンスの場面を作らせることなく対応。
いいぞおおお~~~。
キャプテンが引っかけられて転倒。
もんどり打って倒れている様子にピッチ内もベンチ内も騒然。
しかし、ここは冷静なキャプテン。
ファウルをもらって、なるべく時計を進めることに主眼を置いた演出。
相手から見れば、なんと憎たらしいプレーに見えたことか。
それくらいサッカー脳が発達している証拠。流石の一言に尽きる。
得点をゲットした左サイドはその後も機能。
ボールが集まり、余裕を持って運ぶことが出来ている。
もう1点?そんな期待を抱かせるような今日のプレー。
いいじゃないの。一気に覚醒した?
ボール保持率の高さでは際立っている副キャプテン。
3人に囲まれても、そう簡単にボールロストしない。
でも3人寄ってきたということは、空いている選手がいるのでは?
逆サイドへ展開できればビッグチャンス到来か。
でも、この選手の選択は3人の間を突破してからの自らシュートなのかも。
右ウイングから正確なコーナーキックがゴール前に。
ここは触れば得点の絶好機!
正確に当てることを考えれば、そんなに難しくないが、ディフェンス、ゴールキーパーも得点阻止にボールへ。
しかし、相手陣でプレーする時間が長く、完全にイニシアティブは握っている。
ボール保持率、シュート数も雲泥の差。最終節での試合とは全く別なチームがプレーしているよう。
これはもう負ける要素がない、でも最後まで気を抜いてはならない!
そしてついに、長いホイッスルが鳴って歓喜の瞬間が!
得点した左ウイングがキャプテンに駆け寄って!そこにみんなが集まってきて!それを見守るベンチの控え選手は拍手で讃えて!
こんな光景が見られることは予想してはいたけど、目の前で見るとやっぱり嬉しい!
この反対側では後援会の方々が大喜びしている様子も見られ、本当に嬉しい場面を見せてくれた選手たちに感謝。
今日のヒーローにみんなが熱い抱擁。やったね!!!
4月からみんなで頑張って勝ち点を積み上げてきて、少し足踏みしたけど、最終的には全日本へ繋がるチケットをしっかりとゲット。
終わってみれば、これもみんならしいのかも。
とにかく、おめでとう!!!
相手ベンチにもしっかりと挨拶。
先日の勉強会で「リスペクト」を教わったのだから、しっかりとやらなくては。
試合後、相手指導者から、「これは順当な結果。勝ちたい気持ちで上回っていたのは礼羽だった。県大会でも頑張って!」というありがたい言葉をいただいた。
まだこの先は長く続くので、ForWarDさんの分も頑張らなくては!
勝利後、チーム全員でバンザイ!
良かった、本当に良かった。
終わりよければ・・・なんとかって言うよね。
みんなに一言、「心配させやがって、でも信じていたよ。今日はみんな格好良い!」
ウチの息子が!
今日のヒーローの親御さんもバンザイ!
後援会のみなさんにはいつもチームを支えていただいております。
今日は美味しいものを食べさせてあげてください。
いつも美味しいもの食べているのかな?
日が傾いてきて、影が長くなってきたけど、この余韻に浸っている時間は清々しい。
いつも写真を撮るときは嫌がっているけど、今日はいつもより笑みが見えるような。
そうでもないか。やっぱり早く終わって欲しそう。
でも、こういう写真が将来貴重なものになるかもしれないよ。
最後はみんなでニッコリと。
くどいようだけど、良かった、本当に良かった。
みなさん、子供達には楽しませてもらいましたね。
勝利の美酒をみんなで味わいましょう!
一区切りではあるけど、まだまだ先は続く。
県大会はすぐ目の前に。出場するチームは強豪ばかりの難敵揃い。
対戦相手は???
くじを引くコーチのゴッドハンドに期待しよう!
【試合結果】
礼羽 1-0 ForWarD
約半年間かけて消化した4種リーグBブロックがここに終了。
最終的には良い結果となったが、こうなる前にもう少し楽に県大会のチケットをゲットできた可能性もあったのでは?
こうなってしまったのも自分たちの責任であることも痛感しなければ。
でも、みんなが勝ち点を積み重ねてきたからプレーオフに進出できたとも言える。
夏合宿以後、下降の一途を辿ったチームの成長曲線がこれ以上下がりようがないところの底まで行って、もう上がるしかない状態からようやく上向いてきて。
ということはこの先は?
紆余曲折を経て、チームは成長していくものかもしれないが、ちょっと極端だよね。
大会本部の方々からは、「やっぱり最終的には礼羽が進出したよね。」とも言っていただいており、周囲からの評価は決して低くない。
今日みたいにボールを廻せれば良いサッカーが展開できるよ。これからも地道に着実に練習して頑張っていこう。
それにしても、あっという間に半年が経過してしまった。楽しい時間は早く過ぎてしまうのは、アインシュタインの相対性理論でもある。
少年団活動も残り半分、もっともっと楽しんで、みんなで良い思い出をいっぱい作ろうね!後援会のみなさん、引き続きよろしくお願いいたします!